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 水処理事業などを展開する日本ポリグル(本社大阪市)は,徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部助教授の安澤幹人氏らと共同で,ポリグルタミン酸などの生分解性ポリマに磁性を持たせた凝集剤を開発した。フロック(汚濁物質の塊)を磁力で引き寄せて簡単に回収できるため,従来の水質浄化で必要だったろ過工程が不要になるという。

 ポリグルタミン酸は,アミノ酸の1種であるグルタミン酸が直鎖状に結合してできたポリマ。納豆のネバネバの主成分でもある。保水性や親水性,増粘性が高いのが特徴で,工業分野では,塗料の添加剤のほか,アスベストの飛散を抑制するための湿潤剤などとして使う。今回,このポリグルタミン酸に磁性を持たせることで凝集剤として使えるようになった。

 使い方は,原水に新凝集剤を添加した後に撹拌(かくはん)し,そこに電磁石を近づけてフロックを回収する。固体と液体の分離が容易なほか,大がかりな工事が不要なのも利点。既存の凝集剤と組み合わせて使うことも可能だ。日本ポリグルでは,2007年の秋頃をめどに生産設備を整え,熊本県で大量生産を始める計画。

連絡先:日本ポリグル
電 話:06-6252-1060
U R L :http://www.poly-glu.com/