PR

 凸版印刷は,ICキャッシュ・カードの廉価版「SMARTICS-C2SN(スマーティクス シーツーエスエヌ)」を発売した(発表資料)。搭載機能を3点に絞り込み,メモリ容量を抑えたことで,単価を従来比約2割引き下げた。

 SMARTICS-C2SNはOSに,従来品で標準的に用いられていたJava Cardではなく,ネイティブOSを採用している。アプリケーションの追加・削除が可能なJava Cardに比べ,ROMにあらかじめアプリケーションを書き込むネイティブOSは,開発費・開発期間がかかるがカード単価は安くできる。トータルで導入コストを軽減したいという金融機関のニーズに応え製品化したという。

 搭載機能は,(1)全銀協仕様のICキャッシュ・カード基本機能,(2)手のひら静脈認証,(3)クレジット・カード(VISA)。ネイティブOSで生体認証に対応したのは国内初としている。なお,交通乗車券や電子マネーの搭載は可能。

 2007年5月から始まる他行のATMでもICカードが利用できる「ICキャッシュ取引のオンライン化」などにより,同社では需要増を見込んでいる。10万枚発行時の単価は,195円。2007年度200万枚の売り上げを目指す。