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 ジェイテクトは、レクサス「LS460」向けにラック式電動パワーステアリング「IFSシステム(インテリジェントフロントステアリング)」をトヨタ自動車と共同開発したと発表した。高出力化したラック式電動パワーステアリング「RD-EPS」に、電子制御式ギア比可変機構「E-VGR」を一体化したもので、車両の消費燃料を低減し、安定性を向上できる。

 RD-EPSは、ビルトイン型高効率ブラシレスDCモータおよび多分割ティースを採用して巻き線効率を向上し、ECU(電子制御ユニット)とDC/DCコンバータの高電力化により、従来品に比べて70%高出力化した。さらに、超高精度のボールねじやナットを採用したほか、各部の変形を考慮してクリアランスを最適化し、構成部品や組み付けの精度を向上したことにより、ノイズを従来品より23%低減できた。

 E-VGRは、車速に応じてステアリングギア比を変化させる。低速走行や駐車時には少ないステアリング操作でタイヤの切れ角を大きくし、高速走行ではステアリング操作によるタイヤの切れ角を抑えることで、安定性を向上させる。IFSシステムは、E-VGRとRD-EPSを一体化したことによりスパイラルケーブルをなくし、ラックシャフト同軸上に減速機とモータを構成し、従来製品と比べて全長を48%小型化した。

図◎IFSシステム
図◎IFSシステム
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