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図1 松下電器産業の掃除機「MC-P7000JX」など。持ちやすいよう,形状を工夫した。
図1 松下電器産業の掃除機「MC-P7000JX」など。持ちやすいよう,形状を工夫した。
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図2 左が今回の製品で採用するモータのロータ。右は従来品に使っていたもの。
図2 左が今回の製品で採用するモータのロータ。右は従来品に使っていたもの。
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図3 吸込口には2本のブラシを収めた。紫色の軸のブラシを右端のベルトを使って駆動している。水色の軸のブラシは紫色の軸のブラシがギアとなって回転する仕組み。何かが挟まってブラシの回転が止まっても,復帰しやすいという。
図3 吸込口には2本のブラシを収めた。紫色の軸のブラシを右端のベルトを使って駆動している。水色の軸のブラシは紫色の軸のブラシがギアとなって回転する仕組み。何かが挟まってブラシの回転が止まっても,復帰しやすいという。
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図4 今回の掃除機のカット・モデル。中央の白い部分が防音ケースである。空気は画面右から左へと流れて排気される。
図4 今回の掃除機のカット・モデル。中央の白い部分が防音ケースである。空気は画面右から左へと流れて排気される。
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 松下電器産業は,吸込仕事率590Wを実現し,吸込口のブラシ形状を工夫して集塵性能を高めた掃除機「MC-P7000JX」を発表した(図1)。吸込仕事率を高めるため,モータの効率を0.3%向上させたり,ホース径を大きくして空気の流量を増やしたりといった改良を施した。

 モータは,整流子と巻線,ファンの3点を改良した。整流子は,直径を22mmから20mmに小さくしてカーボン・ブラシとの接触面積を減らし,接触による損失を低減した。巻線については,線抵抗の軽減と,巻き方の工夫で効率を高めた。具体的には,従来直径0.47mmだったCu(銅)巻線を直径0.5mmに変更。さらに,従来,損失になっていた巻締め部分を不要にする巻き方を開発した。ファンは,吸い込んだ後の空気の流路の面積が均等に広がるように形状を見直した。

 吸込口のブラシは,従来の1本から2本に増やした。掃除機の吸込み口の進行方向に対して片方のブラシは正回転,もう片方のブラシは逆回転させ,2本のブラシで挟みこむようにしてゴミをかき上げる。結果として,掃除機を前後どちらの方向に動かしてもゴミを吸込みやすいようにした(下記,ビデオ参照)。従来の掃除機の場合はブラシが1個だったため,掃除機の吸込み口を押し出す場合はゴミをかき出しにくく,吸込み口を往復させる必要があったという。

 集塵力を高めるため,新たにマイナス・イオン発生装置も搭載した。排気口からマイナス・イオンを放出して空気中のホコリを帯電させる。紙パックは接地されていないので,マイナスに帯電したホコリによって紙パックもマイナスに帯電する。すると,ホコリが紙パックに張り付かずにパック内部に貯まるようになるため,捕集効率を高められるとする。マイナス・イオン発生装置は同社のエアコンに搭載しているものと基本的に同じという。

耳障りなモータ音を逆位相で消音

 今回の製品には消音構造として,モータの外装の中に「防音ケース」を作りこんだ(図4)。掃除機の排気がモータ外装の内側を通過するとき,音も一緒に通過する。防音ケースは,排気の通り道の途中にスリットを設けたもので,反射波が元の音と干渉して雑音を消す仕組みになっている。3~4kHzと6~8kHzについては,従来品に比べて10dB低減できるとする。

 MC-P7000JXは2007年4月25日に発売する。価格はオープン。想定実売価格は8万円前後。イオン発生装置や防音構造を備えない「MC-P700JX」は同6万5000円,附属の布団用ノズルが付かない「MC-P700J」は同5万円。

動画 2本のブラシの威力など発表会のビデオ
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