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 独BASF社は,PES(ポリエーテル・スルホン)「Ultrason」の原料となるDHDPS(ジヒドロキシ・ジフェニル・スルホン)のプラントを,Ludwigshafenにある本社工場に新設する。2008年の半ばに操業を始める予定だ。新プラントの生産能力は,年産6000t。そのすべてを,Ultrasonの原料として使う。

 Ultrasonは,耐熱温度が220℃と高いのが特徴。自動車のヘッドランプやエンジンの冷却システム,潤滑システムのほか,電子部品,航空宇宙用の部品に多く使う。需要は年率20~30%で増えており,このため同社はUltrasonの生産量を,現在の年産6000tから1万2000tに倍増する。新プラントの建設は,それに伴うもの。これまで同社は,DHDPSをすべて社外から購入していた。

 新プラントでは,同社が開発したプロセスによってDHDPSを生産する。プロセスの開発に当たっては,同社の皮革化学品分野の協力を得た。同分野では,皮革のなめしに使うDHDPSを小型プラントで造っており,そのノウハウを産業規模のプラントに応用したという。