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図◎質量を25%削減したステアリングコラム。チルト,テレスコピックの両機能が付く
図◎質量を25%削減したステアリングコラム。チルト,テレスコピックの両機能が付く
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 日本精工は,軽量化に優れるステアリングコラムを開発し,発売すると2007年3月6日に発表した(図)。ステアリングを上下方向に位置決めするチルト機能と,前後方向に位置決めするテレスコピック機能を備えたもの。材料や設計などを変更し,質量を従来に対して25%低減した。燃費の向上に寄与する。トヨタ自動車が「カムリ」に搭載した。

 アルミ合金製の筐体や,薄い鋼板でできたチルトブラケット,樹脂製のハーネスブラケットなど軽量化材料でできた部品を採用。併せて,ダイカスト技術を工夫して部品構成を簡素化した。これにより,質量を2550gと従来よりも850g小さくした。

 振動に対する剛性を高めたことも特徴の一つ。アルミニウム合金製の部材をステアリング側に配置して重心位置を最適化。上下方向の固有振動数を52Hzと従来に比べて2Hz高めた。これにより,アイドリング時や走行中の不快に感じる振動に対して共振させないようにし,ドライバーに伝わる振動を小さく抑えた。

 セダンのほか,SUVなど幅広い車種に販売する。2010年に130万本の売り上げを目指す。