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図◎ドライブレコーダ市場の将来予測
図◎ドライブレコーダ市場の将来予測
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 矢野経済研究所は、ドライブレコーダについて販売動向やデバイスの採用動向、技術動向など実態を調査・分析し、2012年までの市場規模予測を発表した。2006年は新規メーカーの参入により市場が活性化し、金額ベースで前年比224.8%増となった。2012年には、台数ベースで45万台、金額ベースでは160億円弱までに成長すると予測した。

 現在のドライブレコーダ市場では、毎秒30フレームを記録する「ドラ猫」(ホリバアイテック)、音声記録機能を持つ「OBVIOUS(アヴィアス)レコーダ」(富士通テン)、多重トリガ機能を持つ「クルマメ」(カヤバ工業)、独自の高精度トリガを持つトラック向け「ドライブトレーナ」(オプテックス)、白線認識機能を持つ「レーンパトロール」(エコテック)など、各メーカーが様々な機能を付加して独自性を出している。

 今後、ドライブレコーダ搭載による保険料の引き下げなど、自動車保険会社の動向がカギとなると見込まれるが、サービス開始までにはまだ2~3年かかるとみられる。また、国土交通省が推進する先進安全車両対策が一定の成果を出すのは2~3年後となることから、市場に次の大きな動きがあるのは2009年以降と予測している。

 商用車向け市場では、これまで市場を牽引していたタクシー向けが数年以内に飽和状態なると見られる。トラック向けでは、車両単価が高いためドライブレコーダへの投資は負担が少なく導入しやすい。トラックでの事故は被害が大きいため、予防安全機能やドライバー教育が重要で、タクシー向けとは異なる設計思想が求められる。また、急発進・急停止に反応するトリガを設定することで燃費向上につなげるなど、ユーザーのメリットを高めることも重要となる。

 一般ユーザー向けでは、安全機能としてEDR(イベント・データ・レコーダ)などから純正品で発達すると見られている。しかし、エンターテインメント機能の付加や、カーナビや携帯電話との融合なども考えられ、より多様性を見せる可能性があるという。