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来日した英BT GroupのBen Verwaayen CEO
来日した英BT GroupのBen Verwaayen CEO
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 英BT Group plc,最高経営責任者(CEO)のBen Werwaayen氏(写真)が来日し,2007年3月7日に記者会見を行った。BTが現在,取り組んでいる3つの柱など同グループの事業を説明した。以下は同氏の会見要旨である。

 BTグループが現在,力を注いでいる分野は3つある。次世代ネットワーク「The 21st Century Network(21CN)」と,固定と携帯の融合(FMC:fixed mobile convergence),それにソリューション・サービスである。

 21CNはいい形で進んでいる。これまでBTグループが持っていた16種類ものネットワークを1つのIPネットワークで提供できる。この新ネットワークの導入によってBTは3つの効果を狙っている。第1に,劇的にネットワークの能力を向上させること。第2に,コスト構造を変えること。年に1億ポンド(約230億円)の費用を削減したい。そして第3に,新サービスを提供するスピードをアップさせること。一般的に通信事業者が新サービスを提供するまでには18カ月かかる。これを最長でも12週間にすることを目指す。

 21CNの革新のポイントとしては,世界のどこからでもエンド・ツー・エンドで利用できる点,オープンに進めている点などが挙げられる。これまでの開発は閉鎖的なサイクルの中で行ってきたが,21CNはオープンなプラットフォームの下で進めており,成果を上げている。

無線LAN対応でFMCの適用領域を拡大

 FMCについては,携帯電話と固定電話の統合サービス「BT Fusion」で無線LANに対応する(関連記事)。これまでのBT Fusionユーザーは限られていたが,無線LANに対応したことにより法人に売ることができるようになる。ちなみに,当社の売り上げの50%は法人,25%ずつが消費者とホールセール(他の通信事業者への提供)となっている。

注1:これまでのBT Fusion対応の端末は,屋内でのコードレス電話機能にはBluetoothを用いていた。このためBluetoothのアクセスポイントが必要だった(関連記事)。

 ソリューション・サービスへの進出は,BTグループにとっての新しい取り組みだ注2。自社が持つ通信回線を提供するだけでなく,さまざまな企業が提供する製品・サービスを組み合わせたソリューションを顧客に提供するのだ。ライフスタイルを向上させたり,企業の生産性を高めることができるようになる。

注2:BTは2007年2月1日に,ITコンサルティングとソフトウェア・ソリューションの大手プロバイダーである米International Network Services(INS)の買収を発表している。北米でのコンサルティング・サービス事業を大幅に強化する狙いだ(発表資料)。