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角速度センサの市場規模の推移(数量・金額ベース)
角速度センサの市場規模の推移(数量・金額ベース)
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角速度センサの用途別構成比(2006年度見込み 数量ベース)
角速度センサの用途別構成比(2006年度見込み 数量ベース)
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 矢野経済研究所は,2006年度における世界の角速度センサの市場調査結果を発表した(発表資料)。それによると,2006年度の角速度センサの出荷数は対前年比98.4%増の1億2200万個,出荷金額は同4.5%増の807億円に達する見込みだという。1998~2006年度までの年平均成長率(CGR)は数量ベースで45.7%,金額ベースで24.3%となった。1998~2004年度までの数量ベースの年平均成長率37.1%,金額ベースの年平均成長率31%と比べると,数量ベースでの市場は急速に拡大している。しかし,コストダウンが進んでいるため金額ベースの成長は鈍化傾向だ。

 出荷数を用途別に見ると,デジタル・スチル・カメラ向けが5500万個と最も多く,45.1%を占める。次いで多いのがデジタル・ビデオ・カメラ向けの2300万個で18.9%。以下,車載用横滑り防止システム(ESC)向けの14.8%,カー・ナビゲーション・システム向けの7.0%,車載用横転防止システム(Roll Over)向けの6.8%と続く。

 デジタル・スチル・カメラ向け市場では,2003年度から手ぶれ補正用角速度センサの採用が始まり,2005年度から急激に市場が拡大している。手ぶれ補正用角速度センサのメーカー増加に伴うコストダウンによって,採用機種が拡大したことが主な要因だという。また,手ぶれ補正用2軸角速度センサの出現により,2個の1軸角速度センサを搭載するより実装面積が縮小したことも,採用機種を増加させる要因になったという。しかし,メーカー間のコストダウン競争はさらに激化する傾向にあり,今後金額ベースの伸びは鈍化する可能性が高いと同社は分析する。

 車載用横滑り防止システム向け市場や横転防止システム向け市場は,北米市場を中心に出荷数が堅調に推移している。特に車高の高いフルサイズのバンやSUVなどに搭載するシステムに向けた角速度センサの需要が高いという。