PR
簡単な構造で極めて低い温度に冷やせるスターリング冷凍機。
人工衛星,液体窒素製造プラントなどで使う高価な機器だった。
ツインバード工業がこの分野に参入した。
「差し当たっての用途はクーラーボックス」というから,ぐっと庶民的だ。
といっても,機能を落としたわけではない。
クーラーボックスの生産量を背景にした原価低減が進めば,
高価な機器への波及効果も期待できる。

 スターリング冷凍機の構造は簡単だ。圧力容器の中に二つのピストン(片方はそのままピストン,もう片方は両面に圧力差がないためディスプレーサと呼ぶ)があり,それぞれ上下に動くだけだ。中には作動ガスとしてヘリウムを封入する。

 ピストンとディスプレーサはイラストの右側のように抜き出して見ると分かりやすい。長い柱に支えられたものがディスプレーサ,ずんぐりしたものがピストンだ。ディスプレーサの柱はピストンを貫通する。下にある円板はばねの機能を持ち,ピストン,ディスプレーサそれぞれを支える。(以下、「日経メカニカル11月号」に掲載)

スターリング冷凍機構の動作(<A href="578l.mov">クイックタイム ムービー版はこちら(1.3MB)</A>)
スターリング冷凍機構の動作(<A href="578l.mov">クイックタイム ムービー版はこちら(1.3MB)</A>)
[画像のクリックで拡大表示]
【図】スターリング冷凍機の断面 一番下にあるのは全体の振動を吸収する動吸振器。
【図】スターリング冷凍機の断面 一番下にあるのは全体の振動を吸収する動吸振器。
[画像のクリックで拡大表示]