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 トクヤマと,DOWAホールディングスの100%子会社であるDOWAメタルテック(本社東京)は,窒化アルミニウム白板を製造/販売する会社を山口県周南市に設立したと発表した。新会社名はTDパワーマテリアル。資本金は2億5000万円で,トクヤマが65%,DOWAメタルテックが35%を出資する。TDパワーマテリアルは,2010年までに世界市場で約50%のシェア獲得を目指す。

 窒化アルミニウム白板は,モータの回転を制御するインバータなどに使うパワーモジュール向け放熱/絶縁基板として需要が伸びている。特に,ハイブリッドカーや太陽光発電,風力発電の成長により,年率7~10%程度の市場の拡大が見込めるという。

 トクヤマは,窒化アルミニウム粉末の製造では世界でトップのシェアを持ち,粉末製品から白板製品までを手がける。一方のDOWAメタルテックは,その後工程である金属張り接合回路基板のトップメーカー。両社の狙いは,新会社の設立により,粉末から白板,接合回路基板までの一貫生産体制を構築し,原材料の安定供給/確保と生産の効率化,品質の向上を図ること。窒化アルミニウム粉末の製造をトクヤマが,粉末をシート状にしてから焼成する工程をTDパワーマテリアルが,白板に銅やアルミニウム合金を接合させて基板を造る工程をDOWAメタルテックが,それぞれ担当する。