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図1 左が同社従来品の「FITELwave AG8」,右が「FITELwave AG9」
図1 左が同社従来品の「FITELwave AG8」,右が「FITELwave AG9」
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図2 「FITELwave AG9」を挿入した様子
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 古河電気工業は,同社従来品に比べて小型化した光電変換モジュール「FITELwave AG9」を開発した。「IEEE802.3ah」に準拠しており,伝送速度が1.25Gビット/秒のFTTH方式「GE-PON」に対応できる。SFPコネクタを備えるネットワーク・スイッチやルーターなどに直結できるのが特徴である。外径寸法は14.1mm×67mm×10.6mm。GBICコネクタに直結できる同社従来品「FITELwave AG8」は100mm×30mm×13mmだった(Tech-On!関連記事)。

 今回小型化できたのは,アクセス制御などを行う米Teknovus,Inc.のLSI「TK3713」をベア・チップで実装したため。FITELwave AG8ではTK3713のQFPパッケージ品を採用していた。さらに周辺部品を高密度に実装したことも小型化に貢献した。その結果,FITELwave AG8に比べて基板面積は約1/3になった。ただし,今回ベア・チップで実装して樹脂で封止しているが,量産時には小型パッケージで封止した品種を利用する可能性があるとする。ダイ・サイズは,TK3713のQFPパッケージ品と同じである。

 このモジュールには,直結したネットワーク・スイッチなどの機器から給電できる。FTTHで利用する従来の据置型の宅内向け光終端装置(ONU)で必要だったACアダプターや電源ケーブル,ONUとネットワーク・スイッチ間の配線が不要になる。ACアダプターを省くことができるため,故障率を下げることができるという。例えば古河電気工業の据置型ONUの場合,本体とACアダプターの故障率は,設計上は同程度。そのためACアダプターが無くなれば故障率を半減できると見込む。

 今回の製品は2007年第3四半期(7~9月)にサンプル出荷予定。また,2007年3月25日~29日まで米国で開催される「Optical Fiber Communication Conference & Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference (OFC/NFOEC)」で展示する予定である。