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2007〜2011年の液晶パネルの需要の展望(百万台)
2007〜2011年の液晶パネルの需要の展望(百万台)
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 韓国Displaybank Co.,Ltd.は,今後の液晶パネル産業について,市場の継続的な需要拡大に応じるには,2008~2011年に総額600億米ドルを新たな生産ライン建設に投資する必要があると発表した(発表資料)。

 液晶パネルの2006年の需要は2億6990万台。Displaybank社は,この需要が2007年には3億3660万台,2011年には5億2350万台になると予測する。年平均成長率(CAGR)は14.2%である。このうち,最も伸びが大きいのは液晶テレビ向けパネルで,年平均成長率25.8%で成長し,2011年には2007年の7890万台から1億5980万台まで拡大するとみる。液晶パネル全体の面積ベースの出荷量は,2007年の4540万m2から2011年には9440万m2へ成長すると見込む。

 この需要拡大に対して,現在進行中の韓国Samsung Electronics Co., Ltd.の第7世代と第8世代,韓国LG. Philips LCD Co., Ltd.の第7.5世代,台湾AU Optronics Corp.(以下,AUO)の第7.5世代,台湾Chi Mei Optoelectronics Corp..(以下,CMO)の第6世代と第7世代の生産ラインの建設が2007年中に完了し,シャープの第8世代ラインが2008年末に月産7万枚まで増強されると仮定しても,今後の追加投資なしでは,2008年以降の液晶パネルの需給バランスは崩れると同社は分析する。2008年以降,新たに生産設備に投資をしない場合には,2011年第4四半期に面積ベースで40%近くの供給不足に陥るとする。

 この供給不足を補うには,2007年に119億米ドルの追加投資,2008~2011年に600億米ドルの投資が必要だという。特に2009年には,2005年以降最大規模の219億米ドルの投資を行なう必要があるとする。なお,過去10年間で液晶パネル・メーカーが製造ラインに投資した金額は,総額926億米ドルである。

 Displaybank社は,今後Samsung Electronics社やシャープが次世代ラインへの投資を決定し,かつ新規の製造ラインは第10世代になると予測する。また,LG. Philips LCD社やAUO,CMOなども2008年以降の新規ラインの建設に積極的だと分析する。

2008年以降に新規投資がないと仮定した場合の液晶パネルの需給バランスの予測
2008年以降に新規投資がないと仮定した場合の液晶パネルの需給バランスの予測
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