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 日立製作所は,2006年度(2006年4月~2007年3月)の単独決算に関して,純損失が2000億円に拡大する見込みと発表した。2006年10月末に発表した前回予想では550億円としていたが,関係会社に対する投資残高の評価損などで赤字がふくらむ見通しとなった。

 投資残高の評価損1800億円のうち,1600億円までがハード・ディスク装置(HDD)事業を手掛ける米Hitachi Global Storage Technologies, Inc.(日立GST)に関するものという。日立GSTの1株当たりの純資産価額が,日立が2002年に米IBM Corp.から買い取ったときの50%以下になったため,評価損を計上することになった。市場では2.5型HDDの価格下落が日立の期初予測を上回る勢いで進んでおり,日立GSTの2007年1月~3月期決算は悪化が見込まれる。

 純損益以外は前回予想の通りで,売上高2兆6700億円(前年度比1.6%減),経常損失400億円(前年度は426億円の黒字)としている。連結決算には修正はない。