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 シリコン・ウエハー製造大手のSUMCOは,2007年1月期(2006年2月~2007年1月)の決算を発表した(PDF形式の発表資料)。売上高は対前年比44.8%増の3193億8500万円,営業利益は同90.3%増の843億9000万円となった。純利益は同251.7%増の720億5100万円と大幅な伸びを示した。300mmウエハーの好調な販売や200mm以下のウエハーの高精度化,2006年10月に子会社化したSUMCO TECHXIVの利益が好業績に寄与した。加えて,同社グループの米国事業の統括会社であった米SUMCO USA Corporationを清算したことに伴って,SUMCO USA社の株式の過年度における評価減額が損金となり,課税所得がなくなったところに繰延税金資産を計上したことが,純利益を押し上げたという。

 地域別に見ると,日本での売上高は対前年比49.5%増の3142億2300万円,営業利益は同69.2%増の856億300万円となった。北米地域での売上高は同11.6%増の700億6100万円となり,営業損益は前年の4億2400万円の赤字から26億3800万円の黒字へと大幅に回復した。両地域とも,300mmウエハーの拡販などが影響して好業績になったという。欧州などのその他の地域では,売上高が対前年比76.7%増の366億3500万円,営業利益が同1977.2%増の30億1200万円となった。

 同社は300mmウエハーの需要拡大を受け,300mmウエハー生産拠点である伊万里工場(佐賀県伊万里市)や子会社のSUMCO TECHXIV(長崎県大村市)などで生産増強を行なってきた(Tech-On!関連記事)。2007年1月31日の時点での300mmウエハーの生産能力は,月産62万枚。今後,1250億円を投資して生産能力をさらに拡大し,2009年6月末までに月産140万枚の生産体制を構築する予定である。

 2008年1月期(2007年2月~2008年1月)の業績予想は,売上高が4700億円,営業利益が1200億円,純利益が650億円となる見通し。2007年1月期に引き続き,半導体の需要拡大による成長が見込めるという。

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