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図1
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図2
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図3
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図4◎縦列駐車の場合の画面
図4◎縦列駐車の場合の画面
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図5
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 1月11日に発売された新型「エスティマ」は,世界初の「後退走行支援システム」をオプション塔載する。これによって,面倒な車庫入れや縦列駐車を支援する。トヨタ自動車とアイシン精機が共同開発した。価格は,DVD搭載カーナビ,6チャネル・スピーカとのセットで29万2000円から(エスティマのグレードによって異なる)。「今後,エスティマ以外の車種にも順次展開していく計画」(説明員のトヨタ自動車 第4開発センター第1電子技術部の北岡俊雄氏)という。

 まず,シフトレバーをリバースに入れると,6.5インチ型のカーナビの地図画面が切り替わり,後方のナンバ・プレート上方に内蔵したCCDカメラによる車両後方の映像を映し出す。用いるCCDカメラは松下通信工業製で,画素数は25万画素。また,画像処理用として16ビット・プロセサを使用する。左の写真で,ナンバ・プレートの左上に見える黒い四角のものがCCDセンサである。

 CCDカメラが作動すると同時に,ステアリングに内蔵してある舵角(ハンドルを切っている角度)センサで測定した舵角を基に車両が後退する進路を推測し,モニタ上に黄色のラインで「予想進路」を表示する。さらに,「車幅延長線」(車両がまっすぐ後退した場合に描く進路)を青色のラインで示す。ドライバは画面に表示されたこれらのラインと,ステアリングを切る地点の目印となる「操舵ポイント」を見ながら,車両を後退してステアリングを切ることで簡単に車庫入れや縦列駐車を行なえる。

 図2と図3は,車庫入れ駐車の場合の画面。黄色のラインが「予想進路」,青色のラインが「車幅延長線」,赤色のラインが車両後方のバンパからの距離が0.5mのところ。ステアリングを切る角度に応じて,黄色のラインが動く。黄色のラインと青色のラインが一致すれば車庫入れができたことになる。青いライン上に見える丸い円が「操舵ポイント」。

 さらに,「次期製品では「ハンドルを切ってください」といった音声によるガイダンスなども組み入れたい」(説明員の北岡氏)という。

 このほか,ITS関連では,赤外線レーザ・レーダによる車間距離自動制御システム,後部座席用7インチ・ワイド・カラー液晶TFTパネル(使用しないときは天井に収納)をオプション搭載する。価格はそれぞれ10万6000円,22万円。