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 三菱マテリアルは2006年度(2006年4月~2007年3月)の業績予想を上方修正した(発表資料1)。連結売上高は2007年2月に発表したばかりの予想を400億円上回る1兆4400億円,経常利益は70億円上乗せの1030億円だ。この予想に沿えば,前年度に比べて25.9%の増収,27.5%の増益(経常損益ベース)と好決算になる。

 上方修正の主因は,銅(Cu)の相場が高水準で推移していること。今回の修正のうち,連結売上高で+540億円,営業損益で+30億円が銅の価格高騰の効果という。

盗難防止の取り組みも

 銅などの金属材料の需要増と価格高騰は,一部企業の業績に対しては追い風となっている一方,全国的な盗難事件の続発など,深刻な事態を引き起こしている。三菱マテリアルも2007年2月に,輸送途中の銅合金などがトラックごと盗まれる被害に遭った(発表資料2同3)。同社では,「全社規模で特別な対策はしていないが,各事業所で注意を呼びかける,各事業所の判断で監視カメラを設置するなどの取り組みはしている」(広報)。