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 AV機器メーカーや通信機器メーカーなど9社は,IPTVサービスの標準規格を策定するコンソーシアム「Open IPTV Forum」を設立した(ニュース・リリース)。IPTV規格の業界標準を早期に策定することで,IPTVサービスの普及促進を狙う。「通信業界やエンターテインメント業界をはじめ,あらゆる業界の企業の参加を歓迎する」(Open IPTV ForumのWWWサイトより)。

 参加企業は米AT&T Inc.,スウェーデンEricsson社,仏France Telecom社,松下電器産業,オランダRoyal Philips Electronics社,韓国Samsung Electronics社,独Siemens Networks社,ソニー,伊Telecom Italia社である。まずこの9社のみで,早期に仕様の大枠を固めたい考えだ。具体的には,2007年9月までに要求仕様やアーキテクチャ仕様を,2007年12月までにプロトコル仕様を策定する。

 同コンソーシアムが担うのは,配信サーバからセットトップ・ボックスに至るまでの,IPTVサービス全体に関わる公開標準を策定することである。これによりユーザーは,Open IPTV Forumの仕様に準拠するAV機器を購入すれば,同仕様に準拠するあらゆるサービス・プロバイダからコンテンツの配信を受けられるようになる。規格化する技術は,コンテンツ保護技術,インタフェース,相互接続性の検査手法など幅広い。コンテンツを配信するIP網は,インターネットのほかNGN(next generation network)などを想定する。

 Open IPTV Forumは,規格を早期に策定するために,既存の標準技術を積極的に取り込みたい考えだ。「すでにIPTV関連技術については様々な標準化団体が存在するが,要素技術を規定するに留まり,かつ規格化のスピードも十分でなかった」(Open IPTV ForumのWWWサイトより)。例えば,NGNの中核技術であるIMS(IP multimedia subsystem)や,IPTVサービスを家庭内ネットワークに配信するためDLNA(Digital Living Network Appliance)などを規格に取り込みたい考えという。このほかOpen IPTV Forumは,参照する標準化団体として3GPP,TISPAN,ATIS IIF,OMA,DVB,HGI,ITU-T,DSL Forumなどを挙げる。