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 独BMW社は、米Delphi Automotive Systems Co.と進めている燃料電池開発の内容の一部を明らかにした。開発する燃料電池は固体電解質型で、ガソリンを燃料とする。BMW社は現在、米International  Fue Cell社とも燃料電池の開発に取り組んでいるが、こちらの場合は液体水素を燃料とする固体高分子型である。すなわち、BMW社は2種類の燃料電池の開発に注力していることになる。

 ただし、いずれの燃料電池もいまのところ車両の主力動力の電源ではなく、エアコンやラジオなどのエレクトロニクス機器の電源として用いるもようである。主力電源として用いるには、現状の燃料電池では重すぎるという。「燃料電池の主力電源への適用は、今後チャレンジしていく計画」(BMW社)。

 ほとんどの自動車メーカは作動温度が80℃程度と低い固体高分子型燃料電池を開発中だが、BMW社では「固体電解質型は電極材料が安いなど、固体高分子型と比較してメリットがある」ことに注目している。ただし、作動温度が800℃程度と高いことが難点。また、燃料としてガソリンを使うことについては「水素と違い、インフラ整備の必要がない」ことを理由として挙げた。