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 米GM社の「キャデラック」の輸入,販売元であるヤナセは,「キャデラックドゥビル」に「ナイトビジョン」と呼ぶ赤外線暗視システムをオプション装着した車種の発売を始めた。ナイトビジョンとは,夜間運転時に通常のヘッドランプが届く範囲外に潜在する危険物や障害物からドライバの安全を確保するための,世界初の車載赤外線暗視システムである。

 車両前方の歩行者や動物,自動車などの対象物が放射する遠赤外線を画像化し,ヘッドアップ・ディスプレーに表示する。ドライバはこの画像を前方視界の一部としてとらえ,ヘッドランプの光で視認する前に,対象物の存在に気付き,余裕をもって回避することができる。システムの開発は,米レイセオン・システムズ社とGM社が共同で行なった。

 条件によっても異なるが,視認可能距離は通常のヘッドランプの光と比較してロー・ビーム到達距離の3.5倍,ハイ・ビーム到達時の2倍に達するという。さらに,ヘッドアップ・ディスプレーを採用しているため,ほとんど視線移動の必要がなく,路面から視線を外さずに画像を見ることができる。価格は「キャデラック ドゥビル DHS」ナイトビジョン装着車で820万円(車両本体価格 699万円+フロント・アダブティブシート(革張りシート),電動スライディング・ルーフ,ナイトビジョンの合計価格121万円)。ヤナセでは,100台の販売を見込んでいる。