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 日本電池は,固体高分子型燃料電池(PEFC)に向けた低価格の電極を開発した。今後,他メーカとの提携などによって,燃料電池への組み込みをねらう。

 現行のPEFCでは,触媒として高価な白金を使用しており,燃料電池のコストを高める一因になっている。今回,日本電池は白金の使用量を従来の1/10程度に低減できた。従来,白金は炭素電極に直接塗布していたが,今回は炭素上に多くの微細な穴が開いているイオン交換膜を形成,その後,穴だけに少量の白金を付着させる技術を開発した。これまでは,たとえば出力1kWのPEFCの場合で白金が1~2g必要だったが,今回は性能を低下せずに0.1~0.2gに低減できるという。日本電池では今後,使用する白金量を一層低減すべく,開発を続ける。