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 米政府はカーナビなどで使われているGPSの精度を従来の10倍に向上させた。GPSは米軍が民間に開放しているシステムで,これまでは安全保障上の理由から意図的に精度を下げる処理をしていた。この処理を世界標準時5月2日午前0時に解除した。この結果,従来100m程度だった位置決め誤差が10m程度まで小さくなるという。ただし,紛争地域などでは従来通り精度を落としたデータを配信する。

 これまでカーナビ・メーカは,カーナビによる自車位置精度を高めるために,GPSからのデータとともに,マップ・マッチングと呼ばれる方法やクルマに取り付けたセンサなどから割り出した自車位置データを組み合わせることで,より正確な自車位置を割り出していた。今回GPSの精度が高まったことで,カーナビ・システムの簡素化による価格低減が期待されている。