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 NECトーキンは,2006年度(2006年4月~2007年3月)の業績予想を下方修正した。連結売上高は前回予想の1400億円に対して1360億円へ,経常利益は75億円から52億円へ引き下げた。純損益は15億円の黒字見込みを19億円の赤字見込みに変更した。

 修正は,携帯電話機向け角形Liイオン2次電池の製造指示にミスがあったことが原因だ。顧客から提示された仕様書と異なる仕様の製造指示を誤って出したため,米国製品安全規格(UL規格)には適うものの,顧客の求める水準に届かない製品を製造してしまったという。NECトーキンでは客先に納入した製品を回収するとともに当該製品の製造を中止,顧客の損失を負担することにした。これにより特別損失28億円が発生する見込みだ。

 製造してしまった電池に関しては「当該顧客の厳しい水準に適うものではないが,国際的な安全基準は満たしているので,別の用途が考えられないか検討中」(広報)とした。当該顧客との今後については,再び受注がとれるかどうかなどを含め「全て交渉中」(同)という。