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 米Xilinx, Inc.は,予定していた旧・米Minc, Inc.(ホームページ)のツールや技術の購入が完了したと発表した(リリース文)。今回入手したのは,論理合成ツール「PLSynthesizer」,PLD/FPGA向けのハードウエア記述言語「ABEL」,PLD/FPGA向けの総合設計環境「Synario」の基本技術「Design Navigator」などである。Xilinx社はこれらのツールや技術を自社の設計環境に統合し,競合の米Altera Corp.の設計環境「MAX+PLUS?」に対抗するとみられる。

 Xilinx社が旧Minc社のツールを入手するに至った経緯は,いかにも米国らしい。非上場企業の旧Minc社の株主グループが,同社の全株式を売却することを1998年12月に決めたのが発端だ。これに伴い同株主グループが,同社の資産などの売却を米MI Acquisition LLCに依頼した。MI Acquisition社は,企業の清算や整理などを請け負う会社である。同社が資産の売却先を捜していたところ,Xilinxs 社が上記の技術資産を購入することになった。

 旧Minc社のツールは,汎用のEDAツールとして販売されていたため,Altera社などXilinx社以外のFPGAやPLDの設計にも使われている。既存ユーザのサポートは引き続き行なわれる予定だが,今後の新機能や新製品がXilinx社以外のFPGAやPLDに対応するかどうかは決まっていないという。