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 デンソーは,業界で初めて米国全域の道路情報を備えたカーナビ用ディジタル地図を開発した。今後,同社のカーナビに搭載し,自動車メーカに採用を働きかけていく。デンソーの米国向けカーナビは,CDやハード・ディスクに地図データをもたせるタイプで,「レクサス LS400」や「ジャガー Sタイプ」,「キャデラック デュビル」,「キャデラック セビル」などで採用されている。

 米国でのカーナビの販売台数は1999年で10万台程度と推定され,その多くはルート案内を画面上に矢印で進行方向を示す方式である。高級車では,地図上でルート案内ができるカーナビが採用され始め,地図表示のタイプが増えてきているという。デンソーは,米Geographic Data Technologies, Inc.(GDT社)と米Navigation Technologies, Inc.(Navtech社)と提携し,全米のディジタル地図を完成させた。GDT社が得意とする大都市と地方の道路・住所の情報をデンソーがディジタル化し,Navtech社の高速道路と大都市圏中心のディジタル地図データと統合した。

 ディジタル地図データは,日本で一般的に用いられているKIWI方式に基づく。KIWI方式は,1999年3月に日本で制定されたカーナビ向けCD,DVDなどの記憶媒体用の地図データ・フォーマット。ISOへ標準化を提案中で,2000年5月には海外対応版が制定された。