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SFP+型の10GbE光トランシーバ「SPP5000」シリーズの外観
SFP+型の10GbE光トランシーバ「SPP5000」シリーズの外観
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 住友電気工業は,10Gビット/秒のEthernet(10GbE)規格に準拠したSFP+光トランシーバ「SPP5000」シリーズの量産を開始した(発表資料)。SFP+は,X2,XFPに続き10GbE光トランシーバの次世代規格となるプラガブルな小型フォーム・ファクタ。現在,SFF CommitteeでSFF-8431として標準化(MSA:multi-source agreement,安定供給を目的とした複数のベンダー/ユーザー間における仕様の共通化)が進められており,2007年5月には規格策定が完了する見込み。

 従来のXENPAK,X2,XFPで搭載されていたCDR(clock data recovery:クロック・データ再生回路),EDC(electric dispersion compensation:電気的分散補償回路)といった波形整形回路を本体から分離した。これにより,伝送速度4Gビット/秒以下の光Ethernetで使用されているSFPトランシーバとの互換性を確保し,XFP比で約50%の小型化を実現した。外形寸法は,56.0mm×13.4mm×12.0mm。
 また,波形回路を分離したことで,消費電力もXFP比約50%削減できた。消費電力は,1W以下としている。
 この小型・低消費電力という特徴により,SPP5000を用いれば,ライン・カード1枚に48ポートを搭載することが可能になるという。

 SPP5000シリーズのラインナップは当初,以下の通り。
 (1)IEEE 802.3ae 10GBASE-SR準拠のSPP5101SR(850nm MMF 300m)
 (2)IEEE 802.3aq 10GBASE-LRM準拠のSPP5101LM(1310nm MMF 220m)
 (3)IEEE 802.3ae 10GBASE-LR準拠のSPP5101LR(1310nm SMF 10km)

 同社は,SFP+が今後10GbE光トランシーバの主流になると見ており,2007年度5万個の売り上げを見込んでいる。なお,2007年3月27~29日に米国カリフォルニア州アナハイムで開催されている「The Optical Fiber Communication Conference & Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference(OFC/NFOEC)2007」において,同社のグループ会社である米Excelight communication, Inc.のブースでSPP5000を用いた伝送デモを行っている。