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事業戦略を語るケイ・オプティコムの山川隆氏。
事業戦略を語るケイ・オプティコムの山川隆氏。
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伝送速度をテストした結果。30Mビット/秒以上の伝送速度で利用できたユーザーが40%の割合でいる。
伝送速度をテストした結果。30Mビット/秒以上の伝送速度で利用できたユーザーが40%の割合でいる。
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今後の利用意向度。34%が「ぜひ利用したい」,53%が「利用したい」と答えた。
今後の利用意向度。34%が「ぜひ利用したい」,53%が「利用したい」と答えた。
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 関西電力系のケイ・オプティコムは,同社が関西圏で提供するFTTH(fiber to the home)サービス「eo光」のユーザー向けに,PLC(高速電力線通信)アダプタをレンタルするサービスを2007年4月2日に開始する。親機と子機が各1台のセットのレンタル価格が月額500円,子機を増設したい場合は1台につき同250円。また同時に,無線LANルータをレンタルするサービスも開始する。レンタル価格は月額500円。

 東京都内で開催された事業戦略説明会において,同社のチーフ・ストラテジー・オフィサー 開発推進室長の山川隆氏は,「これまで自分たちは接続業者という思いが強く,物理的に回線がつながればそれで仕事は終わりだと考えていた。競争が激化する中で,それは間違いだと思い,しっかりとユーザーが使える環境になるまでサポートすることが重要だと考え直した」。今回のレンタル開始は,顧客サポートを強化するという戦略の一環。またケイ・オプティコムでは既に,スタッフが顧客の元に訪問して,インターネットの接続やウイルスからパソコンを守るためのセキュリティの設定などを行う「おまかせ安心セット」と呼ぶサービスを2007年3月1日から開始している。このサービスも併用することで,初期設定の手間を掛けることなく,PLCや無線LANを利用した宅内のネットワークが構築できることになる。

 このレンタルサービスを開始する以前に,ケイ・オプティコムではFTTHサービスのユーザーの中から200人にPLCアダプタを無償で提供。そのユーザーからのアンケートにより,PLCの有効性も十分に確認している。97%のユーザーがPLCを介してインターネットに問題なく接続しており,また83%のユーザーが10Mビット/秒以上の伝送速度で利用できている。さらに87%のユーザーが,PLCを今後も利用していきたいと答えている。

 このような反応から,PLCには多くのニーズがあると推測する。現在,ケイ・オプティコムのFTTHサービスの契約者数は約60万だが,「1年間でPLCアダプタは数万台がレンタルされていくのではないか」(ケイ・オプティコム)と見込んでいる。