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SSDの内部
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Semiconductor Business PresidentのChang-gyu Hwang氏
Semiconductor Business PresidentのChang-gyu Hwang氏
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SSDの採用状況
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SSDを使えばHDDよりアプリケーション・ソフトウエアの起動時間が短くなる
SSDを使えばHDDよりアプリケーション・ソフトウエアの起動時間が短くなる
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 韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,記録容量が64Gバイトの半導体ディスク装置(SSD)を,「Samsung Mobile Solution Forum 2007」で発表した(ニュース・リリース)。2007年第2四半期に量産出荷する予定。ノート・パソコンなどに向ける。

 SSDが内蔵するNANDフラッシュ・メモリは,1ビット/セルのSLC品(2値品)。読み出し/書き込み速度は,同社従来の32Gバイト品より高速になった。読み出し速度は64Mバイト/秒(従来は53Mバイト/秒),書き込み速度は45Mバイト/秒(同30Mバイト/秒)。

 高速化は「ページ・サイズを2kバイトから4kバイトに,設計ルールを60nmから50nmに変更することで実現した」(説明員)。外形寸法は1.8型HDDとほぼ同じ。重さは15g。消費電力は従来と同じ0.5W。書き込み可能回数は未公表。

来年はあまり載らない。しかし…


 SSD事業の拡大に向けた目論見を,Samsung Electronics社 Semiconductor Business PresidentのChang-gyu Hwang(黄昌圭)氏と,同社 Memory Division Product Planning & Application担当Senior Vice PresidentのTae-sung Jung(鄭泰聖)氏に聞いた。

――2008年モデルのノート・パソコンは,SSDの価格が高いためにあまり搭載しないと聞いている。

Hwang氏 2008年モデルについて言えば,SSDが本格的にHDDを置き換えることにはならない。パソコン・メーカーが求める価格水準に達するには,一層の原価低減が必要だ。この課題は,MLC品(多値品)を利用したSSDを投入することによって克服できるだろう。

――MLC品はビット単価が低い半面,書き込み可能回数と読み出し/書き込み速度が劣る。どうやって課題を克服するのか。

Jung氏 ハードウエアとソフトウエアの両面から,社内で対策を練っている。

――OSがSLC品かMLC品かを識別し,MLC品には高頻度に書き込まないようにするのか。このために,米Microsoft Corp.と協力しているのか。

Jung氏 OSがMLC品に対応することの重要性は否定しないが,具体的なことは言えない。

――NANDフラッシュ・メモリ全般について聞きたい。ビット単価は今後,どのくらいの速度で低下するとみているのか。2007年初めには,急激なビット単価の下落が起きた。

Hwang氏 年初に下落した原因は,携帯型音楽プレーヤーに続く大口需要を,NANDフラッシュ・メモリが獲得できていなかったことにある。年率50%減という従来のペースよりも速くなってしまった。

 しかし,2007年下期には「iPhone」が発売されるし,PND(簡易型カーナビ)や動画に対応した音楽プレーヤーなどがNANDフラッシュ・メモリを大量に消費するだろう。基本的に年率50%減のペースを今後も維持したい。

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