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 T-Engineフォーラムは,小規模なマイコンに対応した小型組み込み機器向けのリアルタイムOS「μT-Kernel」の無償公開を,2007年3月28日からWWWサイト上で開始したと発表した(pdfの発表資料)。T-Engineフォーラムでは,同フォーラムのA会員に向けて2006年から無償公開を行っていたが,今回の発表から一般向けの無償公開を開始することになる。

 μT-Kernelは,T-Engineフォーラムが既に公開済みの組み込み機器用リアルタイムOS「T-Kernel」を,8ビットまたは16ビットの小規模なマイクロコントローラー向けに改良したもの(Tech-On!の関連記事)。テレビや電話機,エアコンといった家電製品や自動車のメーターなどの車載機器での利用に向ける。T-Kernelの仕様を基本に,プログラムの動的ロードを行う拡張機能や仮想機能のためのMMU(memory management unit)を省くなどの変更を加えている。また,ハードウエアに依存する部分を明確に分離したことで,さまざまなCPUへの移植が比較的容易だという。リファレンス・コードは英ARM Ltd.の「ARM7」とルネサス テクノロジが開発した「H8S」に対応する。

 ライセンスに関しては,T-Engineフォーラムが「μT-Licence」と呼ぶライセンス形態で配布する。一定の条件に従えば,μT-Kernelの再配布を許諾するほか,同フォーラムの会員が希望する場合は,ソースコードの利用表示義務が免除されるという。