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 色々な見方が出ていた富士通エイ・エム・ディ・セミコンダクタ(FASL)の300mm量産ラインは,この7月に着工した高久工場の空きスペースに設置する方向で検討中である。同社の300mmラインに関しては,富士通が200mmラインにすると正式発表した後,米Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)が決算発表時に「新工場の空きスペースに300mmラインを設置する」と発表したり(リリース),製造装置メーカーから「200mm工場と同時に300mm工場も建設する計画」との指摘が出るなど,混乱した状況になっていた。

 この混乱は,工場の名称を変更したことに起因する。FASLは当初,門田地区にある二つのラインを1番館(JV1),2番館(JV2)と呼んでいた。今回この慣例を改め,従来の1番館と2番館を門田工場,新設する工場を高久工場と呼ぶことにした。しかし,従来の呼び方を踏襲した「3番館(JV3)」や「4番館(JV4)」といった呼称が慣用的に残ってしまった。この高久工場には,今回の投資で設備を導入してラインを設置する部分と,今回は空きスペースのまま残しておく部分の二つがある。この二つをそれぞれ3番館と4番館として別扱いしているのが製造装置メーカーであり,逆に高久工場全体を一括して扱っているのがAMDの発表である。なお,高久工場での300mm量産ライン建設は,まだ決定したわけではなく,設置する方向で検討が進んでいる段階である。

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