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 先行メーカーに比べて300mmウエーハによるLSI生産を積極的に遅らせる。こうした戦略が一部のメモリー・メーカーから出てきている。

 現在,米国や台湾のロジックLSIメーカーを中心に300mm化への動きが活発化しているが,低コスト化への要求が厳しいメモリー分野では,300mm化に慎重な態度を示すメーカーが多い。こうしたメモリー・メーカーの中には,ただ単に様子見をしているのではなく,戦略的に300mm化の時期を遅らせる計画を持っているケースがある。最大の理由は,製造装置やウエーハの価格がまだ高いこと。量産開始時期を2002~2003年に遅らせることによって,装置やウエーハを安く購入することを狙っている。こうしたメーカーは,「価格の問題さえ解決すれば,いつでも300mmに移行できる」(国内大手メモリー・メーカー)という技術的な自信を持っている。先行メーカーへのキャッチアップもたやすいと見ているようである。なお,日経マイクロデバイス2000年9月号特集に関連記事を掲載予定。

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LSIメーカーの300mmへの取り組み,3グループに分かれる【2000.7.25】