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 積極的に300mm化を遅らせることによって低コスト化を狙うメモリー・メーカーが突きつけられている課題は,景気の後退局面で本当に投資できるかという点である。「これまでの経験からうまくいくとは思えない」という指摘が国内大手LSIメーカーの技術者から出てきている。

 これまで,多くのLSIメーカーが景気の後退局面で投資できず,底を打って上昇局面に変わった段階で投資をして結果的に失敗してきた。このタイミングでは市況が再び減退する頃にラインが立ち上がるためである。こうした失敗を防ぐことは「非常に難しい」(同氏)という。建設に時間がかかる工場建屋をすでに持っている場合はいいが,そうでないメーカーは「再び同じ間違いを繰り返す可能性が高い」(同氏)という。実際,戦略的に300mm化を遅らせるメーカーは,すでに300mmライン構築のための工場建屋を持っている場合が多い。

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