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建設地の鳥瞰写真
建設地の鳥瞰写真
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 理化学研究所は,2007年3月28日,次世代スーパーコンピュータ施設を兵庫県神戸市中央区港島南町に建設することを決定したと発表した(発表資料)。建設予定地は臨海部の40000m2。2006年の7月から建設地の検討を進めてきた。

 この次世代スーパーコンピュータ施設は,文部科学省が推進する「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクト(Tech-On!の関連記事)の一環として,理化学研究所が中心となって開発を進めているスーパーコンピュータを中心とする共用施設。プロジェクトでは,10P(ペタ)FLOPSの演算性能を目標とする「次世代スーパーコンピュータシステム」の開発・整備やこの開発を中核とするスーパーコンピューティング研究教育の拠点の形成,スーパーコンピュータを最大限利用するためのソフトウエアの開発・普及を目指している。プロジェクトの推進期間は2006~2012年度で,総額1150億円を投入する。次世代スーパーコンピュータの稼働は2010年を目標としている。

 建設地は15の候補地から独自の評価法による評価点,施設の整備費や運用費等のコスト,研究教育拠点の形成への研究支援などを総合的に勘案して決めたという。理化学研究所は,これまで兵庫県や神戸市,地元の大学,産業界などと大型放射光施設「SPring-8」や発生・再生科学総合研究センターおよび分子イメージング研究拠点の整備運営等で協力関係を築いてきた経緯がある。

 なお,候補地の1つであった仙台では,研究および人材育成における東北大学との連携・協力を考慮して,東北大学キャンパス内の立地が検討されていた。理化学研究所は今後もプロジェクトの推進にあたり,東北大学など地元関係者との間で協力の可能性について検討を進めるとしている。