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 米Dupont社と米Honeywell社は、米国時間の2007年3月29日、自動車用エアコン向けに地球温暖化係数(GWP)の低い次世代冷媒を開発、製品化するため、世界規模の共同開発契約に合意したことを発表した。各社で開発が進むCO2(二酸化炭素)ベースでなく、フッ素系の冷媒に力を注ぐ。

 フッ素系の冷媒を使ったエアコンシステムは、従来のHFC-134a自動車用エアコンシステム技術と互換性があり、CO2冷媒よりも移行面で開発コストが低い。特に周囲温度が高い環境下ではCO2冷媒のエアコンよりもエネルギ効率に優れている。

 業界の推定によれば、全世界で4億台を超える数の自動車用エアコンシステムが働いており、それぞれ約450~900gの冷媒を使う。新しい冷媒を使うと、自動車メーカーは、自動車用エアコンに対してGWPの低い冷媒の使用を義務付けるヨーロッパの新しい規制を守れるようになる。新たな規制は2011年に施行、2017年までに移行期を終了して完全実施となる。