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 米Google, Inc.は2007年4月2日,テレビ広告事業を試験中であると正式に認めた(プレスリリース)。Google社は全米第2位の衛星放送事業者である米EchoStar Communications,Corpおよび米WaveDivision Holdings, LLC.傘下のケーブルテレビAstound Cableと組み,テレビ広告の実験を行っていることを明らかにした。この件に関しては米The Wall Street Journalが3月12日付けの誌面で伝えていた。

 この実験では,視聴者宅に置かれたセットトップ・ボックス(STB)を使い,匿名性を保った形で視聴情報を集める。これにより正確でタイムリーなテレビ広告の視聴リポートを広告主やテレビ局に届けられるとする。広告主はこの情報でテレビ広告の効果をすぐに確認できるのに加えて,より関連性の高い広告を視聴者に届けられる。

 テレビ広告キャンペーンの企画から広告素材のアップロード,有効性の確認までのプロセスはすべて自動化される。Google社は同社の検索語連動広告「AdWords」のように,テレビ広告の枠を入札で販売する計画である。広告の価格の決定にも1000回の広告表示ごとに課金するCPM(cost per million)課金制を持ち込む。

 Google社はテレビ広告への進出で,同社のAdWordsやコンテンツ連動広告「AdSense」と同様に,いわゆる「ロングテール」効果をテレビ広告の世界に持ち込む考えだ。これにより,テレビ広告における効率を改善し,テレビ局はより多くの大小の広告主を獲得できるとする。