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 米AMD社(Advanced Micro Devices, Inc.)は,AMD社と米Altera Corp.との特許裁判における下級裁判所の判決を,連邦特別行政上訴裁判所(United States Court of Appeals for the Federal Circuit)が逆転させたと発表した(リリース文)。

発端は旧MMIとAltera社との契約

 AMD社によると,この裁判の発端は,1987年初頭にさかのぼる。このとき,旧・米MMI(Monolithic Memories, Inc.)とAltera社の間でPLDに関する特許のクロス・ラインセンス契約が結ばれた。すでに成立した特許と申請中のものを対象とした。また,契約には,どちらかの企業が買収された場合,特許に関する権利と制約が買収した企業に引き継がれるという条項が盛り込まれた。1987年後半にMMIがAMD 社に買収され,この条項が意味をもつようになった。

 AMD社は,下級裁判所に,この条項に含まれない八つの特許をAltera社が侵害したと1994年に訴えた。この特許はAMD社のPLD「MACH」に関するものという。AMDの主張は,八つの特許はMMIではなくAMDが開発した技術のため,上述のクロス・ライセンス契約の対象外というものだ。一方, Altera社は,八つの特許も上述のクロス・ライセンス契約に含まれると主張した。

 1996年の下級裁判所の陪審評決は,Altera社の主張を認める内容だった。今回の上訴裁判所の判決では,クロス・ライセンス契約の内容には曖昧な点があったとしながらも,下級裁判所の判断をくつがえした。なお,現在,AMD社のPLD部門は,同社の100%子会社「米Vantis Corp.(ホームページ)」として分離している。