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 米Antrim Design Systems, Inc.は,アナログ-ディジタル混在シミュレータ「Antrim-A/MS」を発売した(リリース文)。同社によれば,ハードウエア記述言語「Verilog-HDL」のアナログ-ディジタル拡張版「Verilog-AMS」をサポートする初めての商用シミュレータである。1カーネル(シミュレーション全体の制御機構)と複数のソルバ(解析アルゴリズム)という構成で,アナログ-ディジタル混在のシステムLSIを1チップ丸ごとシミュレーションすることを売り物にする。

 Antrim-A/MSは五つのソルバを備える。すなわち,「Verilog-A(Verilog-AMSのアナログ部分)」解析用のアナログ・ビヘビア・シミュレータ,ディジタルのVerilog-HDLシミュレータ,Spiceと同等のアナログ回路シミュレータ,CMOSディジタル回路のアナログ解析専門のシミュレータ,電源配線専用シミュレータである。

 同社は,IPコアなどの回路ブロックのVerilog-AMSビヘビア・モデルを作成するツール「Antrim-ACT」も発売した。たとえばSpiceネットリストの回路ブロックを入力すると,Verilog-AMSビヘビア・モデルが作成できる。IPコアの機密保護やこのIPコアを含むチップ全体のシミュレーション時間短縮に役立てる。