PR

 米Simplex Solutions, Inc.は,LSI配線の3次元パラメータ抽出ツールの高速版「Fire&Ice QX」を発表した(リリース文1)。「QIC Engine」と呼ぶ図形処理ソフトを追加したことで,1999年1月に発表した「Fire&Ice V2.0」に比べて,25-30倍の処理速度を達成したという。QIC Engineは,着目している図形要素と関連づける図形要素を短時間で探し出すソフトウエアである。なお,現在,QIC Engineが適用可能なのはゲート・レベル・データのみで,トタンジスタ・レベル・データについては開発中である。

 6層金属配線チップのゲート・レベル・データを対象にFire&Ice QXを適用したところ,処理速度は20万ネット/時だった(1CPUのワークステーション)。高速化しても,精度は保ったとする。3次元電磁界解析ツールと比べて,誤差は10%以内という。Fire&Ice QXの出荷開始は1999年9月の予定。

 Fire&Ice QXは,DSPF/SPEFインタフェースを備えており,米Cadence Design Systems, Inc.のスタチック・タイミング・アナライザ「Pearl」(リリース文2)と米Synopsys, Inc.の同「PrimeTime」(リリース文3)で使えるファイルを直接出力できる。

関連記事