米Mentor Graphics Corp.は,回路ライブラリの事業を米Artisan Components, Inc.に売却する(Mentor社リリース文1,Artisan社リリース文2)。小規模な回路からなる回路ライブラリは差異化が難しく,淘汰が進むといわれていた。今回はそうした動きの一つといえる。Mentor社は,大規模な回路を実現するソフトタイプのIPコア事業に注力する。
また,Mentor社は,ソフトタイプのIPコア製品群「Inventra」をオランダRoyal Philips Electronics社Semiconductor部門にライセンス供与すると発表した。Philips社は同社のIPコア群「CoReUse」の一部として,Inventraを顧客に提供することになる。リリース文3 には,Philips社Semiconductor部門のTheo Claasen氏(Chief Technology Officer)がコメントを寄せている。なお,Mentor社によれば,同様な形でInventraを米IBM Corp.やシャープに供与しているという。
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