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 東芝は2007年5月10日,同社製のノート・パソコンに搭載する電池モジュールの発火事故が2007年4月24日に起きた,と発表した(発表資料)。問題となったのはソニー製の電池モジュール。東芝は同社のノート・パソコンで使われているソニー製電池モジュールを無償で交換する「自主交換プログラム」を2006年から実施しているが(Tech-On!の関連記事1Tech-On!の関連記事2),今回事故を起こした電池はこのプログラムの交換対象となっていたものだという。

 ソニー製電池モジュールは,2006年に他社のノート・パソコンでも発火事故などの不具合を多数起こしており,ソニーは取引先のメーカーと共同で自主交換プログラムを行っていた(Tech-On!の関連記事3Tech-On!の関連記事4Tech-On!の関連記事5)。ただし,東芝は「今回の事故の原因をソニーと共同で調査した結果,電池モジュールそのものに起因する偶発的な問題と判断した」とし,「ソニーから,今回の事故の原因には他社向けの電池モジュールと同じ問題は該当しないと確認を受けている」と説明する。東芝のノート・パソコンは,他社のノート・パソコンとはシステム設計や保護回路などが異なっており,他社のノート・パソコンの過熱事故においてソニーが特定しているシステム設計の問題は,東芝のノート・パソコンには発生しないとする。

 東芝は今後同様の事故が発生する可能性は極めて低いとするが,安全のために自主交換プログラムを利用するよう,対象製品の購入者に呼びかけている。