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 英ARM Ltd.は, CPUコア「ARM9E」に周辺回路を追加した,論理合成可能なソフト・タイプのCPUコアを2品種発表した(リリース文1)。ARM9Eは1999年5月に発表されたCPUコアで(EDA Online関連記事1),16ビットの乗算命令など16ビットの命令を強化したという特徴をもつ。

 今回発表した「ARM946E」と「ARM966E」はいずれもARM9Eコアと高速バス「AMBA AHB」のインタフェース回路(EDA Online関連記事2)に,メモリ用周辺回路を加えた構成である。すなわち,ARM946EはARM9EコアとAMBA AHBのインタフェース回路,データ・キャッシュ,命令キャッシュ,書き込みバッファ,メモリ保護回路などから成る。キャッシュの容量は可変で,その連想方式は4ウエイ・セット・アソシアティブ。

 一方,ARM966EはARM9EコアとAMBA AHBのインタフェース回路,書き込みバッファと命令用SRAM,データ用SRAMなどからなる。ARM946Eのキャッシュの代わりにSRAMを採用して,低消費電力化をねらう。ARM社によれば,今回のCPUコアはライセンス先の半導体メーカなどで2000年第1四半期から使えるようになる。

LSI Logic社がライセンス取得で一番乗り

 米LSI Logic Corp.は,早速,ARM946EとARM966Eのライセンスを取得した。同社はIPコア群「CoreWare」と今回のARMコアを一緒にしたシステムLSIの供給をねらう。リリース文1には,LSI Logic社のBob Van Steenburgh氏(director of processor core marketing)がコメントを寄せている。

 またLSI Logic社は,「ARM7TDMI」をベースにしたシステムLSI開発用のチップとして,「AMCU」を発表した(リリース文2)。このチップを利用して,ハードウエアおよびソフトウエアの開発期間短縮をねらう。AMCUはARM7TDMIに4Kバイトのメモリに,UARTやタイマなどの周辺回路を集積したもの。176ボールのMBGAパッケージに封止した。