PR

 エルナーは,100Aの充放電が可能な高出力の電気二重層コンデンサを開発し,1999年1月からサンプル出荷を始めた。外形寸法は直径35mm×高さ50mm。定格耐圧は2.5V,静電容量は100F,内部インピーダンスは5mΩである。このほか1F~100Fの間で数種類の製品を用意する。  

 これまで電気二重層コンデンサは,「充放電電流が数mA~数A程度のものが多かった」(エルナー)という。このため太陽電池のバックアップ電源などに用途が限られていた。同社では,充放電電流の増大により,電気自動車やハイブリッド自動車のエネルギ回生システムや,アクチュエータ用電源,UPS(無停電電源システム)などへの適用が進むとみている。  

 内部インピーダンスを低減できた理由は五つある。(1)活性炭の改善,(2)電解液の低温でのインピーダンスを低減,(3)電極構造の改善,(4)セパレータの改善,(5)活性炭電極からの集電効率の向上である。量産は1999年2月からエルナー福島で行ない,量産規模は月産30万個である。