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 三菱自動車工業は,ITS(高度道路交通システム)実現に向けた運転支援システムを開発した。システムは,(1)レーン逸脱警報システム,(2)後側方モニタ,(3)車間距離制御システムの三つの構成要素から成る。このうち,(3)は1995年1月にすでに実用化している。(1)(2)は今回新たに開発した。三菱自動車では,この三つの要素から成るシステムを「ドライバーサポートシステム」と名づけ,1999年秋に発売予定の乗用車に搭載する計画。

 (1)は車が走行レーンを逸脱した場合,ドライバに警報を発するとともに,レーン中央へのハンドル操作を促す。ルームミラーに内蔵したCCDカメラで前方の白線と車両の走行状態,これにドライバの運転操作状況も加えて,車がレーンを逸脱しているかどうかを判定する。レーンを逸脱した場合は,警報を鳴らしたりハンドルを振動させることなどによって,ドライバに知らせる。さらに,レーン中央へ車を移動させるために,ハンドルにトルクを付加する。

 (2)はドライバが確認しにくい死角付近の接近車を,車体後方に取り付けたCCDカメラで認識する。車線変更時に後方からの接近車がいることをドライバに知らせることで衝突を防ぐ。

 (3)は車速を一定に保つ「クルーズ・コントロール機能」に加え,先行車との車間距離を調整して近づきすぎた場合には警報を発するシステム。先行車との車間距離を計測するレーザ・レーダ,車の走行状態やドライバの運転操作を検出するセンサなどから成る。