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 クラリオンは,カー・オーディオ「ADDZEST」シリーズの1999年モデルを発表した。同社は,今回の製品を自動車室内のマルチメディア化計画である「IN-CAR NET構想」の一環と位置づける。

 「IN-CAR NET構想」に関する1999年モデルの特徴は,「CeNET」と呼ぶバスを15機種中11機種に採用したことである。1998年モデルは,1機種だけにしか採用していなかった。CeNETは,カー・オーディオのセンター・ユニットと,カーナビやMD(ミニディスク)などを接続するバスである。センター・ユニットの画面でカー・ナビやMDを操作できるようにするため,このバスを使って制御信号を伝送する。

 このためデータ伝送速度は17kビット/秒と高速ではない。このほかCeNETを利用することで,携帯電話のハンズ・フリーを実現するユニットや,音声認識機能ユニットを接続できる。「これらの機能を使えば,こんな使い方が可能になる。たとえばドライブ中に彼女がお腹が減ったといったとき,音声認識ユニットで「周辺のレストラン」と入力する。このデータを基にカーナビで検索し,その結果を音声で読み上げさせる。好みのお店が読み上げられたときに,音声認識ユニットで「電話」と入力すると,これを認識して携帯電話のハンズ・フリー機能がそのお店に電話をかけてくる。そこでお店の予約ができる。さらにカーナビがそのお店まで導いてくれる」(クラリオン)。

 なお,すでに北米市場では投入している「Auto-PC」は,1999年モデルには採用しなかった。「国内への導入は,少々先になる」(クラリオン)という。

 写真は,MDとCD,AM/FMラジオ・チューナなどを搭載した「DMX7555z」。2DINタイプ。1999年モデルの最高機種である。価格は9万4500円。発売は3月中旬から。なお,携帯電話機のハンズ・フリー機能を実現する「TEL-LINKユニット」と音声認識を実現する「ボイスコントロールユニット」は別売り。価格はそれぞれ,2万7200円,5万2500円である。

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