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 オランダPhilips Semiconductors社は,IEEE1394のIsochronous転送モードの送信と受信を同時に処理できるリンク層LSI「PDI1394L21」のサンプル出荷を始める。たとえば,ハード・ディスク装置を搭載したディジタル・セットトップ・ボックスなどに使用した場合,テレビ受像機にIsochronousパケットを送信すると同時に,ほかの機器から送られてきたIsochronousパケットをハード・ディスク装置に記憶できる。

 IEEE1394インタフェースを搭載したディジタル・セットトップ・ボックスやD-VHS方式のVTRなどに向ける。こうした機能を同社では「full duplex」(全2重)と呼ぶ。同機能を保有するリンク層LSIは,ソニーや米Texas Instruments,Inc.も製品化しており,今回Philips社も製品化することで,リンク層LSIの標準機能になっていくとみられる。

 IEEE1394-1995およびP1394.aに準拠した。最大データ伝送速度は400Mビット/秒に対応している。動画データをリアルタイム転送するための規格であるIEC61883で規定されたパケット処理を行なう回路を一つ集積している。電源電圧は+3.3V,FIFOメモリの容量は,Isochronous転送モード向けが8Kバイト,Asynchronous転送モード向けが1Kバイト。価格は未定。