PR

 オーディオ圧縮方式MP3の開発元である米Thomson Multimedia社は,同圧縮方式に対応した携帯型オーディオ・プレーヤ「RCA LYRA」を1999年第3四半期に発売する。米SanDisk社の小型メモリ・カード「CompactFlash」用のスロットを録音媒体として使う。 LYRAの外形寸法は,114.3mm×63.5mm×22.5mm,重さ147.4g。単3型乾電池2本で20時間再生可能。米国の報道によれば,ヘッドホンや記録容量32MバイトのCompactFlashなどを合わせた価格が200米ドル程度になるという。

 LYRAの特徴は,米IBM社が開発した1インチ型ハード・ディスク装置(HDD)「microdrive」を録音媒体として使えること。1インチ型HDDを携帯型プレーヤに利用するのは同社が初めてである。CompactFlashと共通の拡張スロットに接続して使う。 microdriveのフォーマット容量は340Mバイトで,MP3で圧縮した音楽コンテンツを約6時間分録音できる。

 LYRAの発表に当たってThomson社は,ストリーミング技術の大手である米RealNetworks社と提携した。LYRAは, MP3だけでなく,RealAudioフォーマットの音楽コンテンツを再生できる。将来的には,ほかのオーディオ圧縮方式に対応するようにソフトウエア・アップグレード可能という。LYRAと同じ日にReal社が発表したオーディオ圧縮/伸張ソフトウエア「RealJukebox」は,LYRAを自動的に認識する機能を備える。

 Real社の会長兼CEOであるRob Glaser氏は,開催中の開発者向けの会議「RealNetworks Conference & Exhibition '99」の基調講演で,RealJukeboxを使って実際にオーディオCDの音楽コンテンツを圧縮し,LYRAにコンテンツを移動,再生するデモを見せた。