PR
写真 ゲーム専用機「WonderSwan」(左)と通信アダプタ「Wonder Gate(仮称)」(右)。
写真 ゲーム専用機「WonderSwan」(左)と通信アダプタ「Wonder Gate(仮称)」(右)。
[画像のクリックで拡大表示]

 バンダイは同社の家庭用ゲーム専用機「WonderSwan」を用いたディジタル・コンテンツ流通の計画を発表した。WonderSwanを携帯電話や PHSに接続するためのアダプタ「Wonder Gate(仮称)」とWonderSwanに内蔵する通信カセットを開発し,ゲームを中心としたコンテンツを流通させる(写真)。OEM契約を結んだ移動体通信事業者が,携帯電話機などの周辺機器としてWonder Gateを1999年末から販売する。Wonder Gateの価格は未定である。

 バンダイが想定するビジネス・モデルでは,4つの方法で利益を得る。(1)通信事業者から装置使用料を回収する,(2)通信機能を備えたゲーム・カセットを販売する,(3)特定の電話番号を選択することにより内容を参照できるコンテンツを用意する,(4)Web上の有料コンテンツを作成する,である。

 通信機能を生かしたゲーム(2)の例としては,ユーザ同士が電話回線を通じて対戦するだけでなく,通信回線に接続した後に,初めて隠し画面が表示される,その日の天候などの情報を通信回線から得ることでゲームの画面を変更するなどの例が考えられるという。

 特定の電話番号を選択させる方式(3)では,プロバイダとの契約や,課金システムの構築が不要となる。コンテンツの課金は通話料金の形で回収するからである。バンダイは,すでにNTTドコモのiモード向けに4種類のコンテンツを提供している。

 Wonder Gateの重量は未定。想定寸法は70mm×40mm×23mm。単4電池1本で駆動する。最大伝送速度は38.4Kビット/秒である。Woder Gateの備えるプロトコルはPDC,PPP,TCP/IP。WonderSwan内部に装着する通信カセットには,HTML3.2のサブセットに対応した専用ブラウザ・ソフトウエア,POP3,SMTPに対応したメール・ソフトウエア,32Kバイト程度のゲーム・ソフトウエアをダウンロードする専用ソフトウエアを備える。なおWonderSwanは,93gと軽く,74.3mm×121.0mm×24.3mmと小さい。単3電池1本で駆動する。2.49 インチ型STN液晶パネルは8階調表示が可能。表示画素数は224×144ドットである。