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 次世代携帯型音楽プレーヤの開発にゴー・サインが出た。音楽の著作権保護技術を検討する団体SDMI(Secure Digital Music Initiative)が携帯型プレーヤに対する要求仕様「SDMI Portable Device Specification Part1 Version1.0」を公開したからだ(公開された仕様書関連記事)。ソニーや松下電器産業といった大手メーカは,SDMI準拠の携帯型プレーヤを製品化することをすでに発表済み。クリスマス商戦に向け,一気に製品化が加速する。

 今回,公開された要求仕様は,2段階に分けて実現する著作権保護機能のうち第1段階(フェーズ1)の仕様に当たる。特徴は,パソコンを介して携帯型プレーヤにコンテンツを録音することを前提にしていること。具体的には,パソコンにLCM(Licensed Compliant Module)と呼ぶソフトウエアを組み込む。LCMは,携帯型プレーヤにコンテンツを移動もしくはコピーしようとする場合にその可否を選別する。LCM を通過しないコンテンツは携帯型プレーヤに記録できないものとした。CD(コンパクト・ディスク)などから録音する場合には,LCMで暗号化するなどしてから携帯型プレーヤに記録する。

 携帯型プレーヤに対する要求仕様は主に以下の通り。
・入力コンテンツはSDMI準拠の著作権保護を施したコンテンツであること。
・ディジタル出力をもたないこと。
・コンテンツごとに示された利用条件(再生回数,日数制限など)に違反しないこと。
・小型メモリ・カードなどに記録されたコンテンツを再生する場合は,そのコンテンツがSDMI準拠のコンテンツかどうかを認証すること。
・コンテンツを記録する小型メモリ・カードや携帯型プレーヤにはID番号を付与すること。