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 東芝は,1チップでMPEGオーディオAAC(advanced audio coding)とMP3 (MPEG1オーディオレイヤIII)を復号化できるオーディオ信号処理LSI「TC9446F-004」を1999年11月に発売する。携帯型音楽プレーヤなどに向けた。

 12K語(1語は24ビット)の内蔵ROMに格納したAACとMP3の復号化ソフトウエアを,24ビット・データを扱うDSPコアで実行することで,2種類の復号化処理に対応した。フィルタ演算に使う係数データを格納するために4K語のROMを集積する。このほか12K語のデータ用 RAMと,128語のプログラム用RAMを備える。電源電圧は+3.3V±0.3V。AACを復号化する場合の消費電力は約132mW(20MIPS動作時)である。100ピンのQFPに封止した。サンプル価格は2000円。今回の製品を使う場合,機器メーカはそれぞれのオーディオ符号化方式についてライセンシと契約を結ぶ必要がある。

 同時にDolby DigitalやDTS(Digital Theater System)といったオーディオ符号化方式に対応する復号化LSI「TC9446F-003」も発売する。これは,TC9446F-004と同じDSP コアを使いROMに格納するソフトウエアを交換したもの。ただし,DTSの復号化には1Mビットの外付けSRAMが必要である。サンプル価格は2000円。[電子デバイス営業事業部,Tel(03)3457-3453]