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 松下電器産業と東芝,米SanDisk Corp.は,携帯型オーディオ・プレーヤの記録媒体などに向けて開発した小型メモリ・カード「SD(Secure Digital)メモリーカード」の仕様を明らかにした。2000年第1四半期に32M/64Mバイト品のサンプル出荷を開始する。

 外形寸法は24×32×2.1mm3。SanDisk社が製品化している「MultiMediaCard」をベースに厚さを0.7mm増した。厚みを増したことで,フラッシュEEPROMのチップを重ねて実装できるようになったという。東芝は自社開発のNAND型フラッシュEEPROM,SanDisk社は同じくNOR型フラッシュEEPROMを,それぞれ搭載したSDメモリーカードを製品化する。

 SDメモリーカードの端子数は9本とMultiMediaCardより2本多い。データの入出力に使う端子数を1本/2本/4本のいずれかにソフトウエアで設定できる。データの入出力端子が1本だったMultiMediaCardは,7本の端子のうち1本が予備だった。このため2本の端子を追加することで,最大4本の端子をデータの入出力に使えるようになった。4本の端子を使った場合の,書き込み時のデータ転送速度は2Mバイト/秒である。音楽データなどの著作権を保護するために,内蔵するコントローラLSIには公開鍵方式を使った認証機能を組み込む。

 松下電器と東芝はSDメモリーカードを記録媒体に使った携帯型オーディオ・プレーヤの製品化を進める。記者発表の席上で松下電器産業 社長の森下洋一氏は,携帯型オーディオ・プレーヤの試作機を披露した。SDメモリーカードのスロットを備える製品の発売は2000年前半を予定している。